JIA 建築家⼤会2025 千葉
せんのちから
多様性を尊重し繋がりを生み出す、社会と建築のあり方について
開催日:2025年11月7日(金)、8日(土)
■JIA建築家大会2025千葉に決定した経緯と今までの活動
JIA建築家大会は、全国10支部が持ち回りで年1回全国の会員が集まり、地域も連携して行う全国大会です。毎年楽しみにされている会員も多いと思います。全国大会は、過去は本部が主催して行ってきた時期もありますが、現在は支部大会に本部が相乗りする形で実施されています。
JIA建築家大会2024別府の次は、関東甲信越支部での実施が理事会で決定され、候補地の検討をしました。新型コロナ感染拡大前の支部大会は群馬県で行われ、次回は千葉県で実施が検討されていましたが、新型コロナ感染拡大期間中は実施できず、今回JIA建築家大会2025が実施されることから、千葉地域会に開催受け入れを相談しました。また、千葉県は国内でも比較的交通の便が良いこと、海外からの来賓の方々も成田空港などからアクセスが良いこともあり、千葉県で開催することとしました。
千葉県のどこで開催するかを千葉地域会と協議しました。候補地は、千葉市(文化の森・亥いの鼻はな地区)、千葉市(幕張)、成田市、佐倉市、香取市(佐原)などが挙げられ、メイン会場・レセプション場・宿泊者のホテル等の規模、交通機関等の利便性などを総合的に判断し、千葉市(文化の森・亥鼻地区)に決定しました。また、大会に多くの市民や建築を学ぶ学生が参加しやすい場所であることも決定の大きな要因でした。
また、コンパクトで持続可能な大会を目指すことから、今回の大会の大きな特徴は、大会開催日を3日間から2日間に変更したことです。その内容は、正式プログラムで行う2日間は、式典・レセプションパーティー・多種多様なテーマの20シンポジウムを行い、JIA会員と多くの市民や建築を学ぶ学生が参加しやすい大会のプログラムとしています。例年行われるウェルカムパーティーとエクスカーションは実行委員会が開催する正式プログラムには組み込まず、有志が集まる形で開催する方式を考えています。例えば、エクスカーションは、例年地域会で行っている見学会や街歩きなどを11月9日㈰に実施するなどのアイデアが出ています。地域会には市民の方も通常参加しているので、そのイベントが連携して開催することにより、大会の新しい形の1つになることを期待しています。
■開催概要
「JIA建築家大会2025千葉」の開催概要を説明します。今回の大会テーマは「せんのちから」としました。「せんのちから」は、副題に示すように「多様性を尊重し繋がりを生み出す、社会と建築のあり方」を会員の皆さんや市民・学生と語り合う大会を目指すためにあえてひらがなとし、さまざまな意味を持たせました。「せん」は、千葉の「せん」、先代(過去)の「せん」、先(未来)の「せん」、先端の「せん」、専門の「せん」、建築家が大切にしている線の「せん」などであり、「ちから」は、力の「ちから」、地からの「ちから」、知からの「ちから」などにかけた言葉です。
「多様性を尊重し繋がりを生み出す、社会と建築のあり方」の実現の一歩となる大会を皆さんと目指したいと思っています。
鈴木弘樹(JIA 建築家大会2025 千葉 実行委員長)
JIA MAGAZINE433号(2025年3月17日発刊)より転載
■大会概要
大会テーマ せんのちから
多様性を尊重し繋がりを⽣み出す、
社会と建築のあり⽅について
開催日 2025年11⽉7⽇㈮・11⽉8⽇㈯
会 場 千葉県⽂化会館(メイン会場)
千葉⼤学ゐのはな同窓会館
主 催 ⽇本建築家協会 関東甲信越⽀部
運 営 ⽇本建築家協会 関東甲信越⽀部 ⼤会実⾏委員会
●実行組織
大会統括 渡邉太海(関東甲信越支部長)
大会委員長 栗生 明(元JIA副会長、千葉大学名誉教授)
大会顧問 慶野正司(前関東甲信越支部長)
同 上浪 寛(元関東甲信越支部長)
同 森 暢郎(前JIA副会長)
同 明智克夫(元千葉地域会代表)
実行委員会 委員長 鈴木弘樹(関東甲信越副支部長)
副委員長 上垣内伸一(前副支部長)
同 鹿田健一朗(前幹事長)
同 水越英一郎(副幹事長)
同 森田敬介(千葉地域会代表)
●部会
企画部会 部会長 今村創平(千葉工業大学)
運営部会 部会長 大山早嗣(関東甲信越副支部長)
広報部会 部会長 会田友朗(幹事長)
財務部会 部会長 上垣内伸一(前掲)