一般建築部門 優秀賞
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長岡造形大学展示館 MàRoùの杜
撮影:山下秀之 |
撮影:佐武浩一 |
設計者: | 山下 秀之(長岡造形大学) 江尻 憲泰(長岡造形大学) 長門 秀樹(新菱冷熱工業株式会社) |
建築主: | 長岡造形大学 |
施工者: | 株式会社 大石組 |
講評: | 長岡市内で活躍された故・丸山正三画伯の3,000点に及ぶ作品を展示、収蔵する小美術館である。 広い敷地に計画されたビオトープの形成を考えながらの配置計画、建築的な特徴である入子且つ十字型の内部空間を構成する内壁に構造要素、設備要素を持たせ、建築・構造・設備が一体となり機能する仕組みを実現させている点が環境配慮面での大きな特徴である。特に、内壁に仕込んだ空調ダクトは、収蔵庫を包み込むように配置され、安定した温熱環境の実現に貢献している。 展示空間は、直射光を避けながら積極的に昼光を利用し、グレアを避けながら自然の光の変化を感じさせる採光手法は巧みである。 |
(柳井 崇) |