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住宅建築部門 優秀賞 |
唐津山・積み木の家 |
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設計者: |
矢作昌生建築設計事務所(矢作昌生) |
建築主: |
吉田 初吉 |
施工者: |
住まいの木工房むっく |
講評: |
組積造のように断片化された木材を積層させて組み上げるという工法を新たに開発した住宅である。スチールの補助部材がややうるさく感じられる部分もあるが、それぞれの部材にサネを切ってスキマが生じないようにするなど、細やかな配慮もなされている。
壁をパネル化し、パネル自体に構造・断熱性能を持たせ、それを組み上げていくという、いわば建築を単純化する試みは、これまでにもいろいろとなされてきた。ここでは木がもつ性能を最大限活かすことが提案されている。良くも悪くも木の性能に全てをゆだねることになっているが、建設に関わるエネルギーを考えあわせると、意外によいバランスポイントなのかも知れない。環境建築の新たな切り口として評価された。 |
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(小泉雅生) |
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